■原因1 空気中には埃や油、カビの胞子など、目には見えない汚れが浮遊しています。エアコンは運転中に部屋中の空気とともにそれらの浮遊物を吸い込み、それが臭いの元となるのです。また、この汚れを媒介としてカビが発生・増殖することで、空気が汚染されてしまいます。 加えて、タバコを吸う方や室内ペットを飼っている方は、タバコのヤニやペットの毛・尿粉で、エアコンの中にはさらに汚れや臭いが定着しやすくなってしまいます。これらの臭いとカビが吹き出し口より風に乗って部屋中に戻されているのです。 |
|
---|---|
■原因2 エアコンの効きが悪くなったり、電気代が上がったと感じられたりする場合でも、エアコンの汚れによる原因が考えられます。エアコンは吸い込んだ空気を熱交換器で冷やして(暖めて)、冷風(温風)にして部屋に戻します。 ところがフィルターや熱交換器が汚れで目詰まりしていると、吸い込んだ空気のうち60~70%しか冷やせない(暖められない)ので効きが悪くなり、30%の無駄が生じてしまいます。効きが悪くなると設定温度までなかなか到達しないので、「強運転」の時間が長くなり、電気代も上昇。またこの負担のかかる運転は故障の原因にもなりかねません。省エネとエアコンの寿命を延ばすためにも、快適な状態に戻してあげることが大切です。 |
目からウロコのエアコンクリーニング豆知識
プロに頼むとここが違います □まずクリーニング前に試運転チェックを行います。 当社では試運転時に空調温度計やガス圧測定器を使い『冷媒ガス圧チェック』を行います。効きが悪い原因には「ガス漏れ」も考えられます。ガス不足が原因の場合にはクリーニングをしても問題は解消されません。試運転時にチェックすることが求められます。 □徹底的に分解をいたします。 どれだけ電気部品を取り除くかでキレイに洗える度合いが変わってきます。 □汚れの応じた洗剤と専用洗浄機を使います。 内部の汚れは埃・油・カビなど設置場所によってそれぞれ違います。それぞれの汚れに応じた洗剤と、エアコン専用の高圧洗浄機を使い、徹底的に洗い流します。 □完了後チェックを行います。 元通り組立てた後試運転を行い、温度・風の状態・水の流れ(ドレンホースの詰まり)などをチェックし快適運転を確認します。 |
|||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
■市販のスプレー式クリーナーの落とし穴 よく 「市販のスプレーで掃除するだけでいいのでは?」というご質問をいただきます。絶対にダメですとは言い切れませんが、まず業務用エアコンの場合は、スプレーを吹き付ける熱交換器(アルミフィン)が見える状態まで解体することが必要です。これは、専門知識がないとできません。 家庭用エアコンの場合、ここ10年に発売された多機能タイプはアルミフィンの上に電気部品が多く、スプレーがかかると故障することがあります。また市販のスプレーは吹き付けるだけで【すすぎ洗い】をしません。 考えてみてください。食器洗いや衣類の洗濯など【すすぎ洗い】をしないで洗剤を付けるだけの汚れ落としがあるでしょうか?洗剤で浮かせた汚れは【すすぎ洗い】で洗い流してきれいになるのです。吹き付けるだけのスプレーでは、汚れがひどい場合は悪臭がひどくなったり、ドレンホースが詰まってしまい水漏れの原因になったりすることがあります。 さらに、吹き出し口と送風ファンには使用不可ですので、カビ臭さや風の出の悪さは解消されません。当社でも、スプレーを使用したが問題が解消されず、ご依頼になるお客様が毎年必ずいらっしゃいます。 |
|||||||||||
■プロに頼むことで得すること プロのエアコンクリーニングに定期的なメンテナンスをご依頼いただくことで、得することもございます。空冷式の冷却機能は1年で15~20%低下するといわれています(各メーカ ー平均値)。これは使用環境の違いにより異なるのですが、サンプルとして12%低下したとして試算してみますと、下記の結果のようになります。
1年間使用した場合の電気代の差額は ※上記試算のように経費としての無駄が発生し、さらに製品の寿命を縮めて いることを考えますと、クリーニングによる省エネ効果は大きいといえます。 |